コロナ禍の2人目出産。できたはずの立ち会いをやめた理由。

令和4年7月に第2子の女の子を出産しました。まだコロナ禍で立ち会い・面会ともにNGの予定だったのですが、直前になってまさかの夫のみ立ち会いOKに!?しかし、立ち会いはせずに出産にのぞみました。今回はその理由をお話したいと思います。

結論としては「長男(2歳)のメンタルケアを最優先にした」ということが理由です。どういうことか説明していきますね。

産院を予約した時からずっと、立ち会い・面会ともにNGと説明を受けていました。まだまだコロナ禍で感染者数も波がある中。まぁそうだろうなと受け入れていました(第1子も夫は立ち会えずに出産しているので、それが当たり前の感覚になりつつある)。産院側も状況に応じてコロコロ対応を変えていられないでしょうしね。

立ち会いや面会ができないとなると、陣痛が来て入院してしまえばそこから1週間ほど夫と息子に会えないことになります。妊娠中から赤ちゃん返りが始まっていた息子。出産を迎えるまでにできる限り分かりやすく説明し、安心して楽しみに赤ちゃんを迎えられるようにと、息子のメンタルケアをすることを1番大切に妊娠期間を過ごしました。

具体的にしたことは3つ。

1つ目は週に1回息子と母で過ごす日を作る。

2つ目は、助産師外来に息子を連れて行き、赤ちゃんが生まれることをイメージしやすくする。

3つ目は、陣痛が来て入院する時には息子も一緒に病院まで見送る。

※週1回の『おかあさんDAY』については、別の記事でまとめます。

助産師外来は、妊婦健診とやることはほとんど変わらないのですが、医師ではなく助産師さんが診てくれて、家族の同席が可なのです。時間枠も1時間あるのでゆっくり聞きたいことも聞けちゃいます。

保育園に早めに息子を迎えに行きその足で助産師外来に行くという形で、産休に入ってからの5回ほど一緒に行きました。

エコーで赤ちゃんを一緒に見て”お腹が大きい”だけでは分かりにくい赤ちゃんの存在をもう少し具体的に伝えることができ、”ここが赤ちゃんの病院”と場所を知ってもらうことができました。

3回目くらいからは「あかちゃんのびょういん、いこっか!」と病院に行くことを楽しみにしている様子で、母と一緒のベッドに横になってお腹を出してみたり、エコーの機械を少し触らせてもらったりと楽しんでいました。

正産期に入りいよいよゴールが近づいてきた頃、「立ち会いができるようになった」と聞きました。助産師さんは嬉しそうに伝えてくれたけれど、条件は”夫のみ”。家に帰って夫に相談してみました。

入院時に息子にも見送ってもらうというのは、”よく分からないけどいつの間にかお母さんがいない”ということを回避するため。夜寝ている間だったとしても起こして一緒に送ってもらおうと決めていました。とにかく息子の安心&納得を大切にしたかったので、夫しか入れない立ち会いは諦めることにしました。

病院に見送ってある程度不安になっているであろう息子を、どこかに預けてお父さんとも分離しなければいけない状況はどう考えても酷だと判断したのです。

私も「そこまでして立ち会いしなくてもいいかな」という気持ちでした。もう2回目だし。立ち会ってもらえるなら出産の大変さを知ってもらえるとは思うけど、助産師さんがいるから大丈夫!と”心細いからいてほしい”みたいな気持ちはあまりなかったです(笑)

妊娠期間中~母の入院中までの息子のメンタルケアを最優先で考えてきた結果どうだったのか。

まず、赤ちゃん返りのピークが妊娠中に過ぎ、出産直前にはだいぶ精神的に安定していました。出産後退院してからは”僕だけを見てもらえない”ストレスは多少はあったものの、2~3週間ほどで赤ちゃんのいる生活に慣れるとすぐに落ち着いてきました。

病院への見送りの場面は、冷静にうんうんと話を聞いて見送ってくれました。「おかあさんはやくかえってくるかな?」と待っていてくれて、写真や動画の赤ちゃんを見て「まだねむいのかな?」「抱っこしてあげる」と退院前からお兄ちゃんらしい言動がありました。

入院期間中は甘えが強くなってお父さんにベタベタだったりお風呂や着替えがイヤイヤだったりしたみたいだけど、甘え方は怒りっぽい不安定な感じではなく「パンがたべれないんだ、てつだってくれ~」というように上手に甘えていたようです。

退院の日もお父さんと指折り数えてくれていたみたいで、退院前日には浮かれて眠りにくく「ぼくの1ばんだいすきなおかあさん!」と私の枕を抱きしめていたそうです。退院日には1週間分を取り戻すようにたくさん甘えてくれました。赤ちゃんへの反応はどうかなと心配でしたが、初日から抱っこしようとしてくれたりほっぺをツンツンしてくれたりと受け入れてくれているようでした。

今でも我慢しすぎずに「ぼくのばん」と甘えてくれたり、妹に譲ってくれたりしながら兄妹仲を深めています。

この記事が出産を迎えるどなたかの参考になれば嬉しいです。

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