毎日の子どもの様子を見ていると、今日はなんだかソワソワ落ち着かないな!?ということ、ありますよね。
今回は子どもがいつにも増して落ち着きがない時に考えられる原因として考えられるものを4つ紹介します。知っているのと知らないのとでは対応が変わってきますよ。
人や環境の変化
「人見知り」「場所見知り」と言われることがあるように、発達障がいの子どもは慣れない人や環境に緊張し、ソワソワ落ち着かなくなることがあります。
人見知りもしなくなり、時々会う親戚にもよく甘えるようになったと思っていても、知らない先生がクラスに来ると、いわゆる「試し行動」で大人に注意されることを次々にしてしまう…なんてことはよくあります。
いつもの「安心できる場所」に「知らない人」という人的環境の変化があって緊張したり不安になったりするんですね。
また、環境の変化としては、少し部屋を模様替えしたりという些細な変化でも”いつもと違う”と落ち着きにくくなってしまう子もいます。
遊戯室にあったお気に入りのマットの位置がいつもと違ったというだけで、しばらく癇癪を起こして遊べる状態ではなかった…なんてこともありました。
音も環境の変化にあたりますね。近くを工事しているとか、今日は外で草刈りしているとか、地域の防災放送が聞こえてくるとか。
五感を使って感じられる”いつもと違う”を敏感に感じ取り、その変化にソワソワと落ち着きにくくなってしまうのです。
怒られたことなどを引きずっている
昨晩、または今朝おうちで叱られるできごとがあり、それを引きずって登園してきましたっていう時は結構分かりやすく態度が違う子が多いです。
でも、保護者の方から何があったのかを細かく聞いていないと、何が嫌だったのかが分からないだけでなく、なぐさめてあげることもできません。
言葉が出ていない子どもでも、こちらが言っていることは分かっているだろうという前提で関わっているので、状況がわかっていれば「◯◯しちゃって怒られたのか。でも、それは危ないからお母さんはやめてって言ったんだよね。Aくんが怪我しないか心配で言ってくれたんだよ。」などと、普通子どもにするのと同じように話をしながらなぐさめます。
楽しみなことがある
楽しみなことが待っていて落ち着かずソワソワしてしまうというのは、誰しも経験があることではないでしょうか。遠足前の眠れない現象ですね。
しかし、大人が思っているよりも大きな動きなどでソワソワを表現することがあり、原因が分かるまでに時間がかかってしまうこともあります。
大人にとっての”そんなこと”が子どもにとっては一大イベントなんですよね。
体調が優れない
体の不調も上手く訴えられない子どもが多いので、”落ち着きのなさ”というところで判断することは多いですね。
食事中にやけに立ち歩くな…とか、自由時間にこんなに走り回ってることがあったっけ?とか、服やズボンをしきりに触ったり引っ張ったりしてるな…とか。
少しでも体調が良くないことを疑ったら、その行動はどんな不調の時にしたくなるかを想像し、「お腹痛いんかな?」などと推測したことを言葉で伝えながら確認します。
いかがでしたか?子どもがソワソワしていると、まずは”嫌だったこと”を探すことが多いとは思いますが、そうでない場合もあるかもしれないので、前後に何をしていたか、いつもと違うことはないか、近いうちに何かイベントはあったかなど、色んな面から原因を考えてみると答えが見つかるかもしれません。
コメント